中核市八尾がスタート

◪お祝いの式典

八尾の市制施行70周年と中核市への移行を記念し、4月1日にプリズムホールで式典が開かれました。国内外からたくさんの来賓を迎え、70周年を祝うとともに、中核市としてさらなる飛躍を期待する場になりました。とくに印象にのこっているのは、ベルビュー市(姉妹都市)、上海市嘉定区(友好都市)・韓国大邱(交流都市)から来て下さった方々がすべて女性であったことです。日本では新鮮に感じること自体が問題なのでしょうが、とにかく、国の代表として堂々と挨拶される女性たちの姿に感銘を受けました。

消防音楽隊のファンファーレで幕を開けた式典の第一部。
初めて「市歌」も聞かせていただきました。田中誠太市長の決意表明とも言えるあいさつを終え、松井大阪府知事から「事務引き継ぎ書」が市長に手渡されました。大阪府から移る約2000項目の事務内容が記されているものだそうです。八尾市議会議長ら他からのお祝いのことばが述べられた後は、さまざまな分野で功績のあった市民の方々への表彰が行われ幕を閉じました。
第二部では、「八尾が奏でる音色の継承」をテーマにさまざまな企画が行われました。はじめに、俳優の青木崇高さん、伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸さん、歌手の天童よしみさん、映画監督の三池崇史さんら「八尾の魅力大使」から、ビデオレターによるメッセージが紹介されました。すばらしい活躍をされている方々ばかりです。八尾を愛し、八尾に熱い思いを寄せてくださっていることが嬉しく、誇らしく思いました。

続いて、八尾の魅力を発信していくための「八尾市シティプロモーション推進ロゴマーク」と八尾のええとこ発信しまくり隊「神エイト」メンバーの紹介。さらには、八尾市ダンス協会や山本高校ダンス部による華麗なダンス、曙川南中学校と八尾高校吹奏楽部による迫力のある演奏が披露されました。会場のみなさんがひとつになって、にぎやかに、和やかにお祝いができましたね。

◪中核市になることの意味

「中核市になったら何が変わるの?」
「市民にとってのメリットは何?」
市民の皆さんから、様々な声が届いています。
私たちは、市議会において、とくに「八尾市に保健所を設置すること」「教職員の研修を担うこと」「産業廃棄物や八尾市の景観に関わること」を中心に、中核市になることの意味について質疑し確認もしてきました。
まだスタートしたばかりですので、なかなか見えにくいですね。これから様々な場面をとらえて状況を把握し、発信していきたいと思っています。
私自身は大いに期待をしているところです。中核市になることによって、健康・公衆衛生・教育など八尾市の大切な施策が、専門性を高めながら質的に向上し、市民のみなさんに喜んでいただける取り組みにつながると思うからです。「中核市になって良かった」と言っていただけるよう、職員のみなさん、宜しくお願いします。