開かれた八尾市議会へ

◪「市民の声に向き合い、八尾市政に生かす!」
私も市会議員として日頃心がけていることです。地域のイベントや集まりに出向いていくと、活動の様子を知るだけでなく市政に対する様々な声を聞く機会にもなります。でも、議員ひとり一人が聞き取るには限界があり、まだまだ、議会と市民の皆さんとの間には高い「敷居」があるように思います。実際、市民意識調査でも、議会に興味関心がない人は50%をこえているというきびしい結果が出ています。もっと議会を身近に感じてもらいたいと、今までにも議会だよりのリニューアル、議会の動画配信、子どもや若者との交流・議会体験など、市議会としてとりくんできましたが、さらに市民の声を聞くしくみをつくっていく必要があります。

◪ 2月4日、「八尾市議会ビジョンフォーラム」と題して、八尾市青少年育成協議会の役員の皆さんに参加いただいた取り組みを行いました。各会派の代表者が対応しましたが、私は育成協の皆さんのご意見が聞きたくて傍聴してきました。

初めに議会のしくみやながれについて議員から説明をおこなった後は、議員と役員が混ざり合って車座になっての意見交換でした。竹田議長が進行役として参加者に発言を促し、緊張感がとけくるころには、次々と発言が続きました。子ども会運営の課題、とくに子ども会の役割が薄れ加入者が減少している現状をどう打開するのか、学校やまちづくり協議会との連携のあり方、役員など後継者を育成するための手立てなどが話題になり、今後、議会でも問題提起していくべき課題も見つかりました。

また、市議会についての関心度をたずねると、「何をやっているのか見えない」とのこと。きびしいですね。でも、今回のように、議員と膝を交えて話す機会を設けたことは、評価していただいたのではないでしょうか。このようなとりくみを広げていくことで、市議会への理解が広まり、市民の皆さんとの「距離」も狭まってくるものだと思っています。
市議会全体として議会の役割やとりくみを直接伝え、声を聞き取る場を設けたのは初めての試みです。今後も、様々な工夫をしながら、「八尾市議会として市民の声を聞くしくみ」をつくりあげていく努力を積み重ねていきたいです。