◪読書通帳って何?
読書通帳は、図書館で借りた本や資料のタイトルなどを、まるで預金通帳のようなスタイルで印字するものです。八尾市では子どもたちに本好きになってほしいという思いから、5年前からスタートさせましたが、子どもたちに好評で、様々な取り組みと合わせて、図書貸し出し点数もぐんと伸びてきました。2016年4月には「平成28年度子ども読書活動優秀実践図書館」として文部科学大臣賞も受賞しています。子どもの読書ばなれが言われるなかで、読書通帳は図書館で本を選ぶ楽しさや読書への興味・関心を高める役割を担ってくれましたね。

◪新デザインに変更
4月から読書通帳のデザインが変わりました。八尾市在住の童画家、徳 治昭(とく・はるあき)さんが作成しました。徳さんの作品は以前から大好きです。キャラクターが可愛くて、作品を見ていると優しい気持ちになれるのです。
今回の読書通帳の作品も決して期待を裏切っていません。以前に、徳さんの個展で原画に出会えた時にはとても感動しました。徳さんご自身も、相当思い入れをもって挑んだ作品だそうです。前読書通帳の表紙をかざった「えだ豆」や、八尾図書館内の様々な場所に登場するキャラクターも描かれているそうですよ。子どもたちならすぐに見つけられるかもしれませんね。

◪私も、いざ
今や、読書通帳は大人も持てるようになりました。子どもとは違って有料(300円)ですが、一冊の通帳には126冊分記帳できるので、自分の借りた本の記録や読書意欲の向上につながれば値打ちはあります。
私も八尾市が誇る徳さんの読書通帳をつくりたいと思い、八尾図書館へ。窓口で手続きをして、その日から使えることになりました。本を借りた後、記帳する機械に入れるだけ。簡単です。
私は、オリニバンという子どもの居場所で、絵本の読み聞かせをしています。その日は必ず絵本や紙芝居を5冊借りていますが、読書通帳に記載された絵本のタイトルの横に、子どもたちの反応を記したいなあと思います。これから図書館へ行くのが楽しみになりました。
