八尾市教育フォーラム2018

◪子どもの活動を前面に
今年のテーマは、八尾市のめざす子ども像8のうち、「知識を活用する子どもの育成」について考えること。子どもたちが身につけた力=知識や技能を活かして、自分の考えを自分の言葉で表現できるようにするさまざまな取り組みが紹介されました。
フォーラムでは、オープニングのダンス発表から、子どもの活動を前面にうちだした報告が続きました。教職員の言葉で語る内容にも意味がありますが、より幅広い市民の皆さんに八尾の教育を発信するには、今回のような手法がより伝わりやすいと思いました。私も、子どもの限りない可能性に胸を熱くしながら子どもたちの生き生きした姿に引き込まれました。その背景には、学校現場の頑張りや家庭や地域の協力・連携があるからこそだと感じることができます。
また、今回は、八尾商工会議所青年部で取り組んで頂いている「ジュニエコ(ジュニアエコノミーカレッジ)集まれ!子ども社長」の報告が取り上げられていました。小学生が仲間と会社をつくってビジネスに挑戦しようとするプログラムですが、私もかねてから関心をもち、昨年は見学させていただきました。八尾市が大切にしている「キャリア教育」に活かすことのできる素晴らしい実践だと考えています。ぜひ、教職員にも知ってほしいと思っていましたので、とても嬉しかったです。
これからも、八尾の教育について、そのとりくみをしっかり発信してください。そして、子どもたちのために学校現場への理解と協力がますます広がっていくことを期待しています。私も、学校現場経験者として様々な角度から議会で提言していきます。

 

◪それぞれの報告から
①ビブリオバトル~新しい読書の楽しみ方~
ビブリオバトルとは、どこでも手軽に楽しめる書評ゲーム。みんなで集まって5分で本を紹介し、読みたくなった本を投票して決定するというもの。いろんな本に巡り合えてどんどん世界が広がります。本の魅力を伝えるための表現力も磨かれますね。
発表では、4人の中学生が舞台でビブリオバトルを展開。経験者だけあって、ピッタリ5分内で紹介するテクニックもすごい!八尾図書館の図書館司書の方の進行も素敵でした。各学校と八尾の4図書館との連携を進めながら、ぜひ、このとりくみを広げ、本好きの子どもを増やしてほしいと思いました。

②ジュニエコに参加した子どもたち
昨年のジュニエコに参加した1グループ4人の小学生の発表でした。それに先立って主催者である八尾商工会議所青年部代表から、ジュニエコの説明と思いを述べて頂きました。ジュニエコの目的は「自ら決めて行動できる人材の育成」をめざすこと。子どもたちは商売体験を通して、「お客様(他者)に喜んでもらうこと」「お金の大切さ」「仕事が社会に役立つこと」「チームワークの大切さ」を学びつかみ取っていくと言っておられました。
子どもたちの発表は、まさにその趣旨を子どもたちの言葉で具現化されたものでした。発言の中身はいうまでもないのですが、自身に満ちた堂々とした発表ぶりにも驚きました。多様な人たちと関り、社会や地域と接点をもちながら体験的な活動をすることが、こんなにも子どもをたくましく成長させるのかと感動しました。

八尾では、ジュニエコや子どもの居場所、学習支援など学校の外で、様々な大人が子どもを支え育んでくださっています。とてもありがたいと思うと同時に、このような活動を行政がどのように支えるのか、また、学校教育のなかに「地域」「社会」を如何にしてつくっていくのか、そんな課題意識をもつこともだいじだと思っています。

ジュニエコ八尾の詳細は

http://www.yao-yeg.net/junieco/

③給食献立コンテスト
恒例のとりくみですが、今年は八尾市政70周年をお祝いする給食献立をつくることがテーマです。寄せられた献立から選ばれた5人の子どもたちの表彰と子どもたちの献立発表が行われました。献立にまつわるエピソード、工夫点、栄養についてなど、子どもたちの言葉で語られました。なるほどなあ、と感心することばかり。子どもってすごいなあ。
食育は大切なとりくみです。このコンテストは、食に関心をもち、自分の生活を見つめなおしたり、八尾の地場野菜に目を向けたりする機会になりますね。優秀賞に輝いた献立は、八尾市全校の給食献立として子どもたちが味わうことになります。

入賞献立はこちらから

https://yao-kyouikusyokuiku.net/news/

④幼稚園からの報告
子どもたちの様子をスクリーンいっぱいに映し出しながら、幼稚園教育の発表が行われました。子どもの気づきや興味・関心を大切にしながら、一人の子どもの遊びが、友達といっしょに楽しめる壮大な遊びに発展する様子が紹介されました。先生のきめ細やかな子どもへの関わりが素晴らしいと思いました。子どもの自発的な活動を促そうと、決して、手や口を出さず見守る、タイミングをとらえ的確な声かけ、アドバイスや仕掛けをすることで、子ども自身の活動が深化し広がっていくのです。
自ら考え行動する力を養うこと、仲間とつながり力を合わせること・・、これらは、小学校に入る前に身につけたい力ですね。幼稚園教育の実践の積み重ねは、認定こども園に移行しても、しっかり継承してほしいと改めて思いました。