届かないアベノマスク
今や、生活と切り離せなくなったマスク。連日の新型コロナ感染報道やSNSの世界では、マスクの話題に事欠きません。
極めつけは「アベノマスク」。マスク不足の不安解消のため全世帯にマスクを配布すると閣議決定したのは4月7日。1カ月たって、配布が完了されたのは全国世帯数の4.3%にとどまったと知りました。もちろん、私の家にも届いていません。
466億円もの税金を投入しながら、「家族が多くても2枚?」「小さい」等と酷評され、「異物混入で回収」「検品に8億円」のトラブル発生や配達の遅れも重なり、あげくの果てに、「不要」「使わない」「今さら届いても意味がない」との声が次々と耳に入ってくる始末。不要なアベノマスクを回収して必要な施設に届けるとりくみまでが、新聞で話題になりました。
なぜ、こんなことになってしまったのでしょう。もともと、マスク配布がコロナ対策の優先施策なのか、「明日の生活さえ成り立たない」と追い詰められた国民の支援を先にすべきだとの意見もありました。その通りです。トラブル発生時やどこかで軌道修正することはできなかったのでしょうか。何だかモヤモヤした思いと、腹立たしさを抑えられません。
手づくりマイマスクで
私もアベノマスクに期待を寄せていない一人です。マスク不足を何とかしようと、苦労して材料を集めマスクづくりに挑戦。ネット上には、「マスクの作り方」が動画で紹介され、ミシンさえあれば簡単に作ることができたので、大助かりです。
第一弾はプリーツマスク、第2弾は立体マスク、さらに第3弾はフィルターとノイズワイヤーを入れられる立体マスクに進化するほど、マスクづくりにハマってしまいました。これから暑くなりますが、いろんなマスクで気分を変えたいなあ。
最近はマスクが店先に出回るようになり、価格も抑えられてきました。ネット上には、おしゃれなマスク、機能性の高いマスクなどなど、ファッション感覚で紹介されるようになりました。
5月21日の今日は、大阪府も緊急事態宣言解除が正式に決まりそうです。長いトンネルを抜け出せた気分ですが、安心はできません。まだまだ、マスクは必要とされます。マイマスクはこれからも活躍してくれるでしょう。