渋川天神社のしめなわづくり

◪恒例の年末行事

いつもなら、もちつきや年末行事に走る時期。今年はコロナの影響でイベントが中止になるなか、近所の渋川天神社では恒例のしめなわづくりが行われました。私もお手伝いをしました。とはいえ、藁を束にして整えるくらいですが。(笑)

私の実家は農家です。家中のしめなわを作るのが、亡くなった父の仕事でした。整えた藁を器用に編んでいく父のスゴ技に、いつも目が釘付けになりました。父の面影と藁の香りが懐かしく、毎年、神社におじゃましています。

◪分業による作業

①わらの枯れた部分などを取りのぞき、掃除をします。

①わらを叩いてやわらかくします。

③わらの束を少しずつ足しながら、編み上げていきます。

④細い縄をないます。

⑤余分な部分をカットして形を整えます。

⑥できあがり。

⑦倉庫の中で、新年を待ちます。大晦日に取り付けます。

◪世代交代かな?

この10年近く寄らせて頂いていますが、中心メンバーだった高齢者のおじさんたちの姿が見えなくなりました。寂しいです。でも、代わりに若い人たちが増えてきたように思います。世代交代ですね。こうして、伝統的な風習が受け継がれるんだあ。

私は特に信仰をもっているわけではありません。でも、歳を重ねるごとに、こうした神社などで執り行われる行事に触れることを心地よく感じ、気持ちが落ち着くようです。