映画「がん家族」

◪がん家族をテーマに

がんの患者ではなく、看病する家族の日常をありのままに綴ったドキュメンタリー短編映画「がん家族」が完成しました。映画は、二つのご家族に密着した2編です。八尾でうなぎ料理店を営みながら同居の母親を看病する西谷さんと、離れて暮らす母親を看病するために通う東さんです。

監督・撮影・編集はがん家族セラピストの酒井たえこさん。酒井さんの想いに共感した人たちが、ナレーションやエンディングテーマの担当などに加わり、多くの人がクラウドファンディングで74万円を寄せました。酒井さんががん家族に同行しインタビューしながらスマートフォンのカメラで撮影するやり方で、初めての制作とは思えない素敵な作品に仕上げています。

◪「安心して。あなたはよくやってる」と伝えたい

酒井さん自身、がんになったお父さんを看病した経験から、不安や悩みを抱え、孤立・疲弊する家族を支えようと、10年以上もがん家族をサポートする活動を進めてきました。

2家族が出演を快く引き受けてくださったそうですが、これまでに築かれた酒井さんとの心の通った信頼関係があったからこそだと思います。映画のなかでは、どの方も皆、安心して思いを語り、ありのままの姿を映し出していました。

また、インタビューの声で登場する酒井さんの「ことば」は、家族や患者さんへの共感と優しさに満ちています。「この映画を見て、看病してきた人、看病している人に安心を届けたい」との思いが確かに伝わってきました。

◪がん家族の暮らしぶりから

身近に多くのがん患者とその家族がいらっしゃいます。今までは他人事のように思っていましたが、酒井さんの活動に触れお話を聞く機会を得るたび、「看病する家族をサポートすること」の大切さと、そのとりくみがまだまだ広がっていないことに気づかされました。

この映画のなかにある日々の暮らしぶりに触れることで、今看病している人、これからそうなるかもしれない人たちが、「ひとりじゃない」と感じ、肩の力を抜いてがん患者と向き合えるようになるといいなあと思っています。

映画は、9月14日から10日間の期間限定で、YouTubeとかなや Tube で無料公開されています。その後は東京や八尾市等でも上映が予定されています。一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。

詳細はこちらから

https://eigagankazoku.jimdofree.com/