志紀図書館、ワクワクする「しかけ」

八尾市立志紀図書館には、こどもが「行きたい」と思う「しかけ」がたくさん用意されていました。もちろん、おとなもワクワク。

「絵の本ひろば」でほっこり

館内模様替えの時にできたスペースに、「絵の本ひろば」のコーナーをつくったそうです。図書館にあるほとんどの本は背表紙しか見えませんが、ここでは、段ボールの面展台にのった本が「選んでね」って主張しています。選びやすいし、こどもの目の高さで並んでいるのもいいなあ。とても心地良い空間です。

絵の本ひろばは、絵本や写真集、料理本など多様なジャンルの本をたくさん並べて、好きな本を自由なスタイルで楽しむ空間です。時には、みんなとワイワイおしゃべりしたり、笑ったり・・・読書や勉強とは少し違った雰囲気ですね。でも、本を楽しみながら人と人がつながったり、今まで本に「距離」のあるこどもたちが気軽に本を手に取るようになったりできる、本当に素敵なとりくみが「絵の本広場」です。

そして、大切なのはダンボールで簡単にできる面展台があること。面展台と本さえあればどこでも絵の本ひろばが生まれます。「八尾で絵の本ひろば広げよ会」代表の池田多瑛さんのお話では、八尾図書館に相談すると、「絵の本セット」を借りることができるそうです。

遊び心がいっぱい!

この前のスペースは、毎週土曜日は何かしら楽しいワークショップが開かれます。スタッフが座るテーブルを置き準備を始めると、子どもたちがボチボチ集まりかけています。毎週楽しみにしている常連のこどもたちもいるそうです。今日はふしぎなボックスづくり。時間があればいっしょに作りたかったなあ。

箱の隅っこにのぞき窓が。あらあら不思議!

クイズの答えをポプラディアで探して正解するとシールがもらえます。そのシールを集めるとガシャポンができるそうですよ。なんと、ガシャポンは本体も景品もスタッフの手作りというから驚きです。内緒で景品を見せてもらいました。

ボールのなかに、ゆるキャラ「しきにゃん」のカンバッチが入っています。他には、番号に合わせた手作りおもちゃがもらえます。ドキドキ、ワクワクですね。こどもたちとスタッフの楽しい会話が聞こえてきそうです。

「ポプラディア」で、クイズの答えを見つけるコーナー。
手作りガシャポン。よくできてる!あ、しきにゃんがいる。
お馴染みの読書通帳機。ここにも、しきにゃん登場。
借りた本を置けば、一度に全ての本のデータを読み取るすぐれもの。驚きました!