地域のぬくもり、「きずな食堂」

 

八尾市で進められている小学校区単位での地域活動、「まちづくり協議会」が主催して、食をテーマにする子どもの居場所をはじめました。その名は、つながりを大切にする「きずな食堂」。地域の子ども会の加入率が下がるなかで、子どもも親もつながりながら、地域で子どもを育てたいとの思いからスタートしたと聞いています。

 

志紀コミュニティセンターの玄関には、地元中学校美術部で制作した看板があり、会場入口には、ボランティアによるのれんも。あたたかいおもてなしです。


朝から10人以上の地域ボランティアのみなさんが、おそろいの可愛いエプロンをつけて腕をふるってくださった食事が並べられました。子どもの好きな唐揚げに、八尾特産「若ごぼう」の炊き込みご飯、かぼちゃやさつまいもの煮物、酢の物など豪華メニューです。「おふくろの味」を大切にしたいとおっしゃっていました。

みんなで食事をしながら、お世話してくださった方々からのメッセージや参加者の感想発表。片付けの後は、何かひとつ「学び」を、ということで、正しい手洗いのやり方を保健師さんから教えてもらうそうです。これも、コミュニティセンターに保健師を配置して、地域ぐるみの健康づくりに取り組む事業にもつながりますね。

今日は初回の「きずな食堂」でした。これから会を重ねる毎に、地域コミュニティの輪が広がっていくのかな、と期待しています。中学校に作られた菜園では、地域と学校の協働事業として畑作業も始まっています。本当に素敵な活動です。