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大星なるみの活動報告

八尾市の保育所入所状況について

1.増える待機児童

6月定例議会文教常任委員会において、今年度の保育所入所状況が報告されました。

申し込みをしたのに保育所に入れなかった「保留児童」は538人で昨年比113人増、そのうち保護者が働いているにも関わらず入れなかった「待機児童」は75人で、これも27人増となっています。近年の不況や非正規労働者の増加などを背景に、経済的な理由で働きたいと希望する子育て世代が増えていると言われています。八尾市も例外ではないと思います。

 現在、保育所に入所を希望できるのは「保育に欠ける」場合です。それは、児童福祉法で定められていて、保護者が子どもを保育することができず、同居の親族も保育できない場合をさします。具体的に列挙します。

 
  1. 昼間常態として働いている
  2. 妊娠中・産後間もない
  3. 病気やけが、精神・身体に障害がある
  4. 同居の親族を常時介護している
  5. 災害復旧にあたっている
  6. 上記に類する状態
   

求職中の場合も6.にあたるので、保育所に子どもをあずけ働きたいと思う人も申し込みはできます。保留児童の保護者の中には、そのような人たちも多いと思います。

 

2.安心して子どもをあずけられるように 

まずは、待機児童をなくすためのとりくみが必要です。
  八尾市は、小規模保育所の認可や分園などで、主に0歳から2歳の定員を増やしています。この4年間で520人拡大させたと報告されました。今年度は東山本町に11月1日から小規模保育所(0-2歳、定員30人)が開所され、さらに、6月議会で、定員を増やすために保育所整備をするための補正予算も提案されています。来年度までに、今の待機児童数を上回る定員拡大をめざしています。

 しかし、仮に待機児童は解消されたとしても、パートタイマーや求職中の保護者はフルタイム労働に比べて入所の優先順位が低いしくみになっているなかで、保留児童の数はまだまだ減ることはないでしょう。

今、国は、税と社会保障の一体改革をかかげ、消費増税分の一部を、子ども子育ての充実にあてるという方向で検討しています。また、保育所と幼稚園の機能をあわせもち、待機児童解消にもつながる「認定こども園」について、現行制度の問題点をあらため、財源保障・縦割り行政解消などで拡充させると報道されています。

保護者の就労状況や形態などによって就学前の子どもの保育・教育の場を分けるのではなく、保育を希望する保護者が安心して施設を利用できるよう、一日でも早く国の施策が進むことを期待しています。

 

3.八尾市の入所状況

区分
申請数(A)
(A)のうち
入所児童数
申請辞退
保留児童数 (B)
(B)のうち
待機児童数
公立
352 (12) 252 (10) 8 (1) 92 (1)
20
私立
1337 (43) 873 (35) 22 (6) 442 (2)
55
他市
21  (0) 17  (0) 0 (0) 4 (0)
0
合計
1710 (55) 1142 (45) 30 (7)
538
75

 

(2)年齢別入所状況(全体)


保育所定員
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳
5歳
公立
870 60 93 116 217(10) 209(10) 214( 9) 909( 29)
私立
3130 240 483 615 719(27) 714(31) 681(36) 3452( 94)
他市
------ 3 6 17 13( 0) 17( 0) 13( 0) 69( 0)
合計
4000 303 582 748 949(37) 940(41) 908(45) 4430(123)
保留児童数
------ 64 247 149
58
12
8
538

待機児童数
------ 3 43 19
10
0
0
75

 

  • * (  )内は 障がい児保育対象児童数
  • * 単位:人
  • * 2012年(H24)4月1日現在